前に時代小説の中で、吉原は傀儡子が由来だという大胆な説を取り入れるのを読んで、そういえば山窩も機嫌は傀儡子だという説を唱えた人がいたなぁと思い出し、著者の最新作を読んでみたのでありました。 それがこれ。 被差別民を中心に […]
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沖田総司 六月は真紅の薔薇(三好徹)
以前に同じ著者による「私説・沖田総司」を読み、沖田総司についてだけの上下巻があるというのであちこちで探してやっとこさ読了。 ちなみにその過程で「土方歳三 戦士の賦」も揃ってしまったので続けて読破。 九歳で試衛館道場に入門 […]
続きを読む吉原御免状(隆 慶一郎)
宮本武蔵に育てられた青年剣士・松永誠一郎は、師の遺言に従い江戸・吉原に赴く。だが、その地に着くや否や、八方からの夥しい殺気が彼を取り囲んだ。吉原には裏柳生の忍びの群れが跳梁していたのだ。彼らの狙う「神君御免状」とは何か。 […]
続きを読む流れの勘蔵 鎌倉河岸捕物控
江戸は秋、瀕死の怪我を負った亮吉が本復に向かい、政次たちはほっと一安心。一方宗五郎ら一行は、当代豊島屋十右衛門の京での本祝言を無事終え帰路に着いていた。そんなある日、板橋宿の御用聞き仁左親分が金座裏を訪ねてきた。板橋宿で […]
続きを読むYMOのONGAKU
BGMとTechnodelicがすべてであるという中期至上主義者であった私にはこの上ない書籍で、あわよくば1stと2ndについても深く講じられており、いやすごいですね4刷ですってよ。 音源を聴きながら読むのが味わい深くて […]
続きを読む暗殺春秋(半村良)
研ぎ師の勝蔵は剣の師匠・奥山孫右衛門に見込まれ暗殺者の裏稼業を持つようになる。九寸五分の匕首で次々に悪党を消していく中で、次第に現れる闇の権力者・大御所一橋治済の影。治済と老中・青山忠裕の陰の争いに巻き込まれていく勝蔵も […]
続きを読む大老 井伊直弼(羽生 道英)
一生部屋住みとして暮らすか、それとも他家の養子になるか。不遇の日々、学問に傾倒する井伊直弼に突如、転機が訪れた。井伊家世子の死で藩主である兄・直亮の養子になった直弼は、兄の死後、彦根三十五万石を継ぐ。開国に向けて動く直弼 […]
続きを読む江戸幕府 最後の改革(高任 和夫)
飢饉や大地震が続き、危機的な経済状況にある天明期の江戸幕府。足軽の子と蔑まれつつ、経済手腕を買われて老中に出世した田沼意次と、借財に喘ぐ下級武士でありながら、狂歌師として、自由な「サラリーマン」生活を謳歌する大田南畝。二 […]
続きを読む国書偽造(鈴木輝一郎)
時は寛永八年、徳川家光の時代である。対朝鮮外交を一手に握る対馬藩の家老、柳川調興が突然、所領の返還を申し出た。調興の訴えは幕府を揺るがす一大スキャンダルに発展していく。朝鮮王と徳川将軍の間で交わされた国書が対馬藩の中で偽 […]
続きを読む砂とアイリス 4(西村 しのぶ)
発掘をこよなく愛する研究者の卵・長瀬なぎさ。精力的に仕事に励む中、大学時代の先輩・梶谷との関係は親しさを増していき──。恋も仕事も一生懸命の発掘ライフ、第4巻。 ・・・3年ぶりの新刊。 まいどまいど西村しのぶの新刊が出る […]
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