Roberta Flack & Donny Hathaway


Roberta Flack と Donny Hathaway のデュエットアルバムはこのあと1979年にもリリースされているのですけれど(そっちを厳密にデュエットアルバムといっていいのかわかんないけど)、こっちは1972年のリリース。 最後の曲「Mood」はインストのとてもよい曲なんですが、作曲者が Roberta Flack と今回はじめて知って驚いたところ。

なんといっても全編に渡り Roberta Flack と Donny Hathaway のデュエットなんですから悪いはずもない。 そもそも親交も深かったんですってねぇ。 っていうかこのブログを読んでる人は知ってるはずですけど、Roberta Flack は ♪Killing me softly の人ね。 ネスカフェのコマーシャルの曲のオリジナルね。 Donny Hathaway は不幸な人…

Carole King の You’ve Got A Friend を ちょっと早くカバー(してリリース)したことで知られるこのアルバムは、全体が大人な雰囲気の、しっとりとした聴き応えのあるものでありますが、私はなんといっても

Where Is the Love が好き。 このアルバムの収録がオリジナルだったんですね。 頻繁に聴いていたのは Roberta Flack のベストに収録されていたからなのかな。 いやーそれにしても味わい深くて上手な歌だなぁ。

Cosmology (Cosmology)


おそらくAmazonにはないであろう、そもそもCD化されていないアイテムではありますけれども、そういえば未CD化アイテムだってストリーミングでじゃんじゃかリリースされている昨今ですから、この Vanguard から1977年にリリースされた Cosmology の唯一作はおそらく、忘れられた1枚なのかもしれません。

Cosmology というバンド形式であるからして謎だったんですが、John D’earth と Dawn Thompson 夫妻が参加している(この時すでに結婚していたかどうかは知りません)ことで相当なヒントが与えられたようで、自身の最初期のキャリアのようです。 とはいえ私は氏の他の作品は知らないのでアレなんですけど・・・

それにしてもここで聴けるスペーシーなジャズ・ロックはどうしたことでしょう。 ボーカル(Dawn Thompson)も雰囲気たっぷりで申し分なく、この分でいうとジャズ・ロックというよりフュージョンといえばいいのか、はたまたあの Collin Walcott のインドっぽさが醸し出すサイケっぷりだったりとか、捉えどころはあるっていうとないのですけれど、非常にまとまっていてすんなり聴けてかなりの良盤です。

Magic Landscape (Hunt & Turner)


Ian Hunt と John Turner のデュオによる1972年リリースの唯一作。 フォークだとか元祖オルタナティブフォークだとかいわれていますけど、こっち方面に疎い私には、品の良いイギリスのフォークロックにしかきこえないのでありましてごめんなさい。 ジャケットよりももうちょっとサウダージな感じがして、しかもサウダージのベクトルが若干アメリカにむいているという不思議な作品ではありますが、決して明るくないところがいかにもイギリスです。

Fabulous grooving folk rock sounds with plenty of atmosphere, first released by the much beloved Village Thing label in 1972. Ian Hunt and John Turner first teamed-up in the late summer of 1970, the inevitable collaboration of two of the West Country’s most sought-after session musicians. String bassist and guitarist Turner had just left the infamous Pigsty Hill Light Orchestra and Hunt, a wizard guitarist and song writer who was already a ‘big-name’ on the Bristol scene, was looking for a new vehicle for his talents. Both had been spawned by the legendary Bristol Troubadour Club, which Turner had run for several years, and within months the new duo was picking up fans and followers around the UK and in Europe. This album went straight to number six in the Melody Maker folk charts upon it’s original release. Years later, Ian Hunt is still making stunning music and is rated amongst the finest guitarists in the land, while John Turner, ever the entertainer and entrepreneur, as well as being in his own words a “part-time rake and bon viveur,” was until recently one of Britain’s most respected BBC radio and television presenters. Crystalline acoustic and electric guitars and delicious vocals, backed with electric and string bass and bongos; imagine if you will British band Magna Carta with a guitarist as skilled as Wizz Jones or John Martyn: acoustic instrumentation and strong songs. Our Lion Productions edition comes with a 16-page booklet printed on FSC recycled, chlorine-free, 100% post-consumer fiber paper manufactured using biogas energy, which contains a small dose of band info, album lyrics, histories of the Village Thing and Saydisc labels.

Trettioåriga Kriget (Trettioåriga Kriget)


ヘヴィなハードロックを基本に、同郷のノヴェンバーとは一味異なる破天荒なパワーと、メロトロンの美しい音色も絡めた目まぐるしく変化する複雑な展開が、正に北欧プログレ初期の74年デビュー作! ボーナスとして’92年編集盤『WAR MEMORIES』にも収録された本作録音時の未発表曲 ‘Under The Pendent Roof’, ‘I’ve Got No Time’, ‘Perspektiv’ を収録。 さらに新規ボーナストラックとして74年、ストックホルムで行われた ‘Fj-rilsattityder’ のライヴ・バージョンを追加収録! シングル・ジャケット仕様

30年戦争というバンド名なんだそうな。 1970年代初頭に結成され、ずいぶんと長く活動している北欧はスウェーデンのプログレバンド。 北欧のプログレでキング・クリムゾンのような暴力性を兼ね備えたといえば、もう元祖Anekdotenであり、メロトロンあり変拍子ありヘタウマボーカルあり金属ギターありゴリゴリしたベースありと、そのまんまであります。 これが1974年とは。

ただ私にいわせれば冒頭はボアダムズであり、一筋縄ではいかないと身を引き締めて聴かなくてはならないところだと申し上げたい。

Mwandishi (Herbie Hancock)


Herbie Hancock というと何々期、みたいなおすすめ具合がありまして、私だったら・・・いや、いつのでもいいですよ、っていうくらいに淡白になっている今日このごろではありますが、そもそも最近はジャズを聴くことが極端に少なくなっており、じゃぁなんで(よりによって)Mwandishi なんだよお前はって話でして、それは単にシャッフルプレイで当たったから。

 Mwandishi とはスワヒリ語で作曲家と意味するのだそうで、バンドメンバーもスワヒリ語でクレジットされ、そのスワヒリっぷりは徹底しているのかもしれませんけど、楽曲を聴くにそんなには感じず、こういう表層的な面は音楽を聴くにあたり、どうでもいいことなんだと思ったりなんですが、エレキなマイルス期の影響下にあり、模索しながらもこういったスペーシーでよくわからんジャズを発表するというのはある意味においては挑戦的であり、売上がふるわなくてワーナーにがっかりされたという事実に於いては喜劇的でもあります。

しかしながらセールスの問題があろうとも、内容的には非常に興味深く、ローズ・ピアノを駆使したアバンギャルドなジャズは一聴に値します。 これが大人数でもっと突き詰めればサン・ラになるんですよねわかります。

After releasing their Warner Bros. Debut, the Herbie Hancock Sextet underwent a major transformation in the early ’70s. Over the course of a year, every member was replaced (except Herbie Hancock himself and bassist Buster Williams) and each adopted Swahili names. (Williams even led the group in occasional sessions of Buddhist chanting.) Hancock chose the moniker Mwandishi (meaning “composer”), and the Sextet became unofficially known as the Mwandishi Band. The lineup’s first album-simply titled Mwandishi-reflects Hancock’s new aesthetic and spiritual directions. Stretching out from the R&B / jazz fusion of Fat Albert Rotunda, the pianist would draw inspiration from his time with Miles Davis (whose classic Bitches Brew came out in 1970) as well as through the creative relationship he had formed with producer David Rubinson (known for his work with Moby Grape and Santana). “Ostinato (Suite for Angela),” dedicated to political activist Angela Davis, is an extended jam with stunning rhythmic complexity-enhanced by studio effects, such as Echoplex delay. On the ballad “You’ll Know When You Get There,” Hancock’s tight arrangements are saturated in reverb, which gives an ever-shifting dimensionality. Side-long closer “Wandering Spirit Song,” written by trombonist Julian Priester (aka Pepo Mtoto), goes even further out: alternating between dynamic soloing and group improvisation, the Sextet fully manifests the radical potential of their collective identity / energy. Mwandishi remains a bold and expansive statement, even after nearly 50 years.