ハワイ・ポップスの歌姫、ノヘラニ・シプリアーノのファースト・アルバム。 本CDは彼女のデビュー・アルバムにボーナス・トラックを追加収録したものです。 収録曲の「Lihue」は、オルガン・バーのMIX TAPEにも収録された、アーバン・メロウなグルーヴ。AOR本でも紹介されている名盤です。 バック・ミュージシャンに、ピーター・ムーン、カポノ・ビーマー、ヘンリー・カポノ等ハワイの有名ミュージシャンが多数参加。
この引用だけだといつの話なのかわからんちんでありまして、デビューアルバムは 1979 年のリリースです。 それにアルバムリリースの前後にリリースされたシングルをボーナス・トラックとして収録し、1991 年に CD 化されたのが本作という次第。 ちなみにデビューシングルもデビューアルバムもタイトルは Nohelani であり、特に、特にシングルのジャケットが私のハートを撃ち抜くのでありまして、ジャケットだけでも欲しいわけであり、更にちなみますとシングルの 1 曲目 O’Kailua がいい感じにグルーヴしているのであります。
さすがにハワイの AOR シーンまでは手が出せない私ではありましたし、これ以上ほじくり返す度量もないのではありますけれども、ソングライターそして歌い上げちゃうボーカリストとして開花しちゃった 2nd に比べると、オリジナルとカバーとを織り交ぜながら名刺代わりにリリースした感のある 1st のほうが聴きやすい。 基本ディスコでありブギーで、やっぱり特筆すべきは Lihue でありましょう。 このエレピがもう・・・エレピ好きの私を号泣させるくらいの威力で、よくよく聴くとベースはシンセっぽく、これもちょっと・・・こんな曲、奇跡でしょう！っていう話なんですよ奥さん。
奥さん、聴きましょう。