World War III (Mikey Dread)

このところ昔、それもインターネットに触れるよりも昔に好んで聴いていたにもかかわらず、CD や LP を手放したためにそれ以降に聴くことのなくなった音楽を懐かしく思うことがあります。 そのうち何枚かは聴き直すこともあり、その殆どが現在の嗜好に合わずに落胆し、そいういうもんなのかと、時間がそうさせるのかと。

Mikey Dread の World War III はもしかしたら CD で持っていなかったのかもしれません。 レンタルしたのをカセットテープだかにダビングし、それをサルのように聴きまくっていた記憶があって、盤そのものの記憶はない。 よって、World War III がそれだったのか、あるいはまた Beyond World War III だったのかも思い出せない有様。 きっとオリジナルの前者だったのだろうと聴き直しながら思うところ。

それにしてもこんな内容だったのかと改めて驚くところで、私があんまり好まないタイプのボーカルスタイルだったのは逆に前述のとおり現在の嗜好が以前とは変わってしまったからなのかもしれないし、現在の嗜好を形作る基礎になったのかもしれないし、もう今となってはわからないけれども、好まないタイプのボーカルスタイルだとはいいながらも案外に聴いてしまっているのに我ながら苦笑してしまうのではありました。

蛇足ですけど収録されている Losers Weepers, Finders Keepers という曲は「新しい人」に雰囲気が似ていて原点回帰的に自然な喜びがありました。

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