ニュー・ジャック・アンド・ヴェティ

ピンク映画からブラックコメディまで幅広いジャンルで活躍する沖島勲監督による作品。お見合いのために集まった裕福な一家、しかし次第にお互いの性癖を打ち明けてしまい…。R-15指定作品。

ジャック&ベティってぇのは英語の教科書のね、登場人物で、「僕ジャック、あたしベティ」みたいなね、もんなんですけどね、結局観終わって「なにがジャック&ベティだったんだろう?」って思っちゃったんですよ。

むしろ、この映画のどこが面白いのかわかんない。

脚本が出口出(さん達)ってことですごく期待したんですけど、期待しすぎちゃったんですね、きっと。

性癖を打ち明けてしまい、っていうのも、直接の原因は酒らしくて。 酒を飲み過ぎた叔父が「われわれはっ 1969年11月3日っ!」を連呼しはじめちゃって。 酒じゃぁこうはいかないよなぁって思ってね、なんか冷めちゃうんです。

ともあれ、徐々にみなさん壊れてしまうんです。 「ぞうさん」とか出ちゃう。 んで乱交・・・ずいぶんと静かな乱交ですけどね。

主人公の妄想が序盤、すごく笑えるんですけど、妄想癖なわけでもなく、持続しない。

よく言えばとらえどころのない、悪く言えばつまんない映画に観えてしまったなぁ。