シュマリ

別れた妻、女たち、土地人。愛するものを守るため生命を賭けて戦う孤高な男シュマリの旅の目的は? 江戸が東京と名を変えた明治初頭北海道の自然の中で、熾烈に展開する壮大な男のロマン!!

上中下とありますな、この文庫版は。

手塚治虫の作品は、基本的には大人向けなのしか読みません。 これまでに読んだので一番だったのは「奇子」でありました。 な、私がおおぅ!と唸ってしまったのはこのシュマリ(といま読んでいるやつ)。

明治維新直後の北海道、アイヌの人々を虐げてあたらしく都市を作るという時代背景の他に、恋愛ありぃの親子愛ありぃの友情ありぃのでありますが、手塚治虫特有のドロっとした感触が手に伝わってくるようで、素敵。

幕末に幕府側についていて京都で大暴れしたあの人も登場しちゃいまして、そういうところも読んでて面白かったなぁ。