交易 交代寄合伊那衆異聞

わずか十六名といえど、心意気ではどこにも負けぬ—座光寺藤之助率いる帆船ヘダ号の陸戦隊員は、初めての外洋訓練で世界最強の大英帝国艦隊と対峙した。若き日の龍馬と出会い、唐人商人の積み荷を載せ、香港・上海行きを実現させた藤之助と玲奈。進むべき道を見出すことはできるのか…。

交代寄合伊那衆異聞の最新刊が出たのですぐさま読了。 なんと言っても今回はしょっぱなから坂本龍馬が出ちゃうところがいい。 まだ漠然と探れてしない龍馬に道筋を立てると申しますか自らの行動で先鞭を付けるのが藤之助、というのが猛烈にいい(笑)

恐らく幕府の瓦解はまだまだ先の事になる(この作品では、の話)んでしょうけれども、もう藤之助は見切りをつけてしまっており、未来を模索し始めております。 また座光寺家は幕府に対して(隠された)重大な任務もあり、ただただ簡単に幕府の存在をうっちゃっておく訳でもなく、そのあたりの微妙なバランスがこの作品を面白くさせているんですが、少なくとも最新刊では幕府の影はすごく薄い・・・。

幕末ものっていったって色々ありますですね。 これなんてかなり異色の作かと言えますけど、すごく面白い。 はやく次が読みたいのではありました。