ゲロッパ! GET UP

ジェームズ・ブラウンにもう一度会いたいと言う親分の願いを叶えようと、大奮闘する弟分たちが巻き起こす痛快娯楽ストーリー。監督は、極辛映画批評、バラエティー、CM等で活躍の井筒和幸。

これは面白かった。 この監督は本業以外の部分で損をしているのか、いやきっとしているのだろう。 作品についての(観ていない側からの)風評が悪い悪い。 私自身、すべての作品を観通したわけではないのですけれど、実際観てみると、そう悪いもんじゃないですよ。 傑作揃いというほどでもありませんし、B級帝王ってわけでもありませんが。

作品にエンターテイメントを盛り込む、てんこ盛りにしよう試み、ある意味は成功しているようにみえます。 ごちゃっと詰め込んどくから後は適当に消化しておくれ的な感じ。 これはこれでいいです。 面白いし、泣かせる場面はあるし、常盤貴子も奥貫薫もきれいだったし。 岸部一徳もなかなかの三枚目っぷりだし、西田敏行はまぁ・・・西田敏行だ。

常盤貴子にあぁいう格好をさせると天下一品だな。 監督わかってるじゃん。

常盤貴子にあぁいう格好をさせると天下一品だな。 監督わかってるじゃん。

あ、2回書いちゃった。

ただ詰め込みすぎて、逆に突出したものが見えなくなってるような気がしました。 音楽の使い方も・・・まぁこういう映画なので使う音楽はだいたいあぁいう感じばっかり(で嬉しい)なんですけど、何がかかってたっけ?というふうに、印象に残るものが少ないんですよね。 印象に残らない、んじゃなくて、そういうのが本来はもっと多いはずなのに、なぜか少なかった、って。

残念だよなぁ。 常盤貴子と奥貫薫と岸部一徳はおいといて。