砂とアイリス 2

発掘をこよなく愛する長瀬なぎさは研究者の卵。優しい彼氏とは順調だが、近頃、梶谷先生とも急接近。愛する妻のサラがいる先生とつかず離れずの微妙な関係は続き、恋も研究生活もいまだ漂流中──。

今回、見事についていけなかった。 設定やセリフ回しについていけなくて、思わず1巻目を読み直して。 でもそれでもついていけなくて。

とりあえず現在、作者は発掘ものがトレンドなんだなぁっていうのはわかって。 それは毎度のことなんでありまして、発掘ものだからといってまったくわかんない世界だっていうことは、ない。 そのへんはうまいなぁとは思うは思う(先走ってるところも当然、ある)。

でもそうじゃなくて、こう・・・説明のしようがないのがもどかしいんですけど、っていうかそれよっか私が変わったのかなぁって思ったり。 もう若くはないんで、こう、自分より一回り以上若い世代の話に(作者が私より年上だとしても)ついていけない・・・

ついていけないんだよぉぅぅぅぅぅぅぅ

シュガーマン 奇跡に愛された男

これは非常に興味深いドキュメンタリー。 当然観る前までシクスト・ロドリゲスというシンガーの事は知らなくて、よくよく情報も得ないままに観始めたので、ちょっとその衝撃たるやたいへんなもんでした。 なんや失意のうちにステージ上で焼身自殺だの拳銃自殺だのって、大丈夫なのかこのドキュメンタリー!?って思っちゃったけど、実際はそうじゃなくて(ネタバレでもなんでもないと思うけど一応括弧書きで、「彼は全然デトロイトで生きているし、娘が3人もおる」)、ただただアメリカではとくかくレコードが売れなかった、笑っちゃうほど売れなかったという話であり、反面なぜか南アフリカ(当時はアパルトヘイト政策のまっただなか)では恐ろしいくらいに(海賊盤が)売れてたという。

1970年前後のお話で、当の楽曲はフォーク・・・フォークロック・・・でありますが、よくよく聴いてみるとサウンド的にも小粋なアレンジを施していたりでなかなかのもの。

南アフリカの人が当時のプロデューサーを探して電話して「彼は死んだの?どうして死んだの?」「いや全然生きてるってw」っていうくだりが、このドキュメンタリーの折り返し点なんですよね。 後半は、生きてるの?じゃぁ動いてる現在の姿見られるの?あー動いてるの映ってる、南アフリカに行っちゃった!ステージに立ってる!客すげー!! みたいな、夢の様な展開なんですよ。

なのに彼のスタンスはまったく変わらないっていうね。 すごい話だよこりゃ。

1968年、ミシガン州デトロイト。場末のバーで歌う一人の男が、大物プロデューサー目にとまる。彼の名はロドリゲス。満を持してデビューアルバム「Cold Fact」を発表するが、商業的には大失敗に終わる。
多くのミュージシャンと同じく、彼もまた誰の記憶にも残らず、跡形もなく消え去った。しかし、音源は運命に導かれるように海を越え、遠く南アフリカの地に渡る。反アパルトヘイトの機運が盛り上がる中、体制を変えようとする若者たちの胸に突き刺さったロドリゲスの曲は、革命のシンボルになっていく。その後も20年に渡って広い世代に支持され続け、南アフリカではローリング・ストーンズやボブ・ディランを超えるほど有名なアルバムになっていた。しかしロドリゲスの「その後」を誰も知らない。失意のうちにステージで自殺した、との都市伝説だけが残されているだけだった―。なぜロドリゲスの音楽は同時代のアメリカで無視され、南アフリカで熱狂的に受け入れられたのか?彼はいったいどこへ行ってしまったのか?これは、音楽の共鳴力に心打たれ、人生に起こる本当の奇跡に出会う、珠玉のドキュメンタリーである。