Claudia Telles (Claudia Telles)

Claudia Telles という人がブラジルでどのように評価されているかを私は知らない。 これは Claudia Telles に限らず、外国の誰も・・・いや国内だってそうであって、誰が誰にどう評価されているかっていうのを私は少しも気にしない。 ですから誰の評価が低くとも私が評価すればそれが全てなんだっていうことでもあります。 が、少なくとも世間の評価が低ければ音楽の場合、埋もれてしまうわけであり、こっちが気になってしょうがなくなります。

それはさておき Claudia Telles という人の Claudia Telles というアルバムは 4 枚あるそうで、どれもがベストとかじゃないそうで、すっごく困る。 何年の Claudia Telles って言わなくちゃならないっていう。 私が知ってるのは 1977 年から毎年 CBS よりリリースされた 3 枚のみで、ほかはアルバムとしては聴いたことがない(し、今後も聴かないと思う)。

初期 3 枚は内容的に似たか寄ったかで、同じレコード会社からリリースされていることからも、こういう路線・・・シンガーでありコンポーザーであろうけど、MPB の曲を歌わせようとも、どことなくアイドル風味・・・で行っちゃえ!っていうのがあったのかもしれない。 それに対してアーティスト志向の彼女はだんだんに反発をおぼえ、3rd の後にクーデーターを起こし、結果 4th のリリースはこの 9 年後になった・・・というストリーを私は勝手にでっち上げた。 ちなみに私は 2nd (1978) が好き。 ぎこちないブギーが好き。

ということで初期 3 枚はどっちつかずの印象を受けるのではありますが、ことブラジル系でこういうアルバムっていうのは珍しいのではないかって思うんですよね。 こう、ブラジルでアイドルポップってなると、どことなく歪(ゆが)んだ、歪(ひず)んだ、垢抜けない印象があるんですが、Claudia Telles の場合はそういうのが少ない。 ごく少ないんですよね。 だので 3 枚続けてエンドレスで聴いていられるという。

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