Copacabana Sadia (Junior Mendes)

世界的に人気のブラジリアン・ブギー作品の代表格、ジュニオール・メンデス。メロウ・サウンドの立役者、リンコルン・オリヴェッティやバンダ・ブラック・リオのクラウヂオをアレンジャーに迎え最高なブギー・サウンドが全面展開される。今回同時に発売されるカルマの元メンバーだが、音楽性をがらりと変え、今一番熱いCITY POP、AOR感も十分に感じさせる名作。

ブラジリアン・ブギー! Luís Mendes Jr. こと Junior Mendes(逆か?)の唯一作・・・ではなく、2013 年(亡くなる 1 年前)に 1 枚出しておりますけれどもすみません未聴。 City Pop に通じるかどうかは甚だ疑問ですけれども、ブラジルものっていうかソウル/ファンクっていうかブギー・・・ブギー!(しつこい)であり、確実に AOR なのがすごい。 なんならブラジルものっていうのは AOR に近しいところもあるとは思うんですが、だいたいが非ブラジル人によるブラジル音楽への憧憬っていうんでしょうか・・・っていうのがぷんぷん匂うのが通例で、そうじゃなくて直球勝負でブラジルからおみまいするっていう構図がおかしかったりもします。

ホーンの使い方が EW&F マナーに準じているところからもその影響は感じられるところですが、1982 年っちゅうどうにも中途半端な時期がもしかしたら氏をして 2013 年までアルバムをリリースできなかった遠因でもあるのではないかと下衆の勘ぐりをするところでもあり、すっごい時代を感じさせるブラジリアン・ブギー!!!であります。 良盤。

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