Soul Fever (Marie Queenie Lyons)

有名どころとの共演はいくつもあるも、1970 年にマイナーレーベルより唯一作をリリースして消えてしまった Marie “Queenie” Lyons・・・という紹介文。 唯一作のリリース元であったニュージャージー州の Deluxe は歴史こそあるも、シンシナティのキングレコードという、これも素人には馴染みのないレーベルの傘下に入り、その上でリリースされたということなのですが、要するにマイナーレーベルから 1 枚しかアルバムを出せずに消えてしまった・・・という不運ないきさつの割りにはこの強力なソウルアルバムの完成度はどうだ。 全編捨て曲なしのこの佳作が、もっと宣伝を打つとかなんとかしたならば、その先の未来も明るかったのではないかと今更ながら思ったりもするも、1970 年というその時代はそんなにうまくはいかないものだったのだろうか。

これぞレアグルーヴ。 ドライブ感たっぷりなものからメロウなものまで、引き出しの広いすごい歌手だったんだなって、最近になって知ってごめんなさいです。

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