マイナーから 1st をリリースしたときには解散状態で、Curtis Mayfield と Eddie Thomas のこさえた Curtom というレーベルで再起を図った的なことが言われているソウルのボーカルグループ Natural Four。 話によると 1st より前にシングルが１枚リリースされており、その時点でも壊滅状態だったというから運がいいんだか悪いんだかわからんちんですけど、結局Curtom で３枚のアルバムが出せたんだからよかったですねっていう話。
ということで 1970 年に 1st がリリースされてから４年も経ってリリースされた Curtom 期は、4th はさておき 2nd か 3rd かっていう揉めそうな話があるんですが、素晴らしいですね Soul Brother から 2in1 がリリースされています。 心機一転（二転）してハツラツとした印象の 2nd (1974) 、持ち味のメロウさに磨きのかかった 3rd (1975) と、どちらも出来栄えがいいんですが、2in1 があるだなんて知らなかった頃にどちらか１枚と考えに考えて出した答えが 2nd でした。なにしろベースがいい。 ボーカルグループのアルバムなのにベースを褒めてどうするんだって話ではありますし、クレジットがないじゃないかおいおいっていう向きもあったりですけど、シンコペーションの鬼のようなベースは秀逸の演奏。 聴くと元気になれるんだよなぁ。