Play Me Sweet And Nice (Marcia Griffiths)

Wild Flower というレーベルから 1974 年にリリースされたのがオリジナルなのか、同年に Torjan からリリースされたほうなのか、そもそも双方アルバムタイトルが違うし、よくわからない。 でも今や、Torojan をして Wild Flower のジャケットよろしく Play Me / Sweet And Nice としているので私もそれに従いたい。 がしかし、1993 年に同じジャケットで Trojan からベストアルバムがリリースされており、アルバムタイトルを Put A Little Love In Your Heart という。 Put A Little Love In Your Heart というと Jackie DeShannon で、そこ繋がりで聴いているのではありますけど、CD 化された Play Me Sweet And Nice にはボーナストラックとして Put A Little Love In Your Heart が収録されているという、もう大混乱であります。 ストリーミングでいいんじゃない?って思っちゃう。

Marcia Griffiths というと Bob & Marcia で、これまた Trojan からリリースされた 1st( 1970 年リリース)のジャケットを使って 1997 年に Necter という別のレーベルから( 1970 年代に録音された)未発表曲集がリリースされる、という、ちょっと頭をかきむしりたくなってしまうのではありますけど、Bob & Marcia ってけっこう良くて、実はそっちから入ったクチの私ではありますけれども、金銭的に苦しくてパートナー解消となったのだという・・・そして 74 年にソロ 1 作目として Play Me Sweet And Nice がリリースされるという経緯なのだそう。

その後のソロ作も、よくいえば順調、そうでなければマンネリ、という印象があるのですけど、この 1 作めはオールドスクールなレゲエで( 74 年なんだから当然ですが)、明るくなくてとても好き。 Roberta Flack の The First Time I Saw Your Face をカバーしていて、選曲の良さ(レゲエの人ってたいがいそう)もそうですけど、UK とは違う「本道のレゲエ」って感じで・・・そうか、本国でリリースされたのを「イギリスの Trojan」で再リリースしたっていう話なのか、最初のアレは。 であれば合点がいくなぁ。

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