ほどなくハードロックになってしまう Glass Harp のみなさんはトリオ編成であり、そうかクリームとかジミヘンとかが源流なのかと今更ながらに合点が行った次第ではありますけど、テレビ出演時の演奏シーンがおかしいのはキッズルームのキッズが呆気に取られている様がとらえられていることに他ならず、いやドラムがボーカルなのか！とかそもそもこれ 1st の曲じゃん！とか、後になって気づくことしばしばなのであります。
そもそもオハイオ出身のこのトリオは 1973 年までの活動であり、ここで挙げる 1st が 1970 年のリリースでありますから、いかに短命だったかがわかります。 燃え尽きちゃったのかしらね。 それでもクレジットを読むと興味深く、録音はあの Electric Lady Studios でありまして、そういう意味ではしっかりと系統だっています。 そしてこの 1st の時点ではまだサイケっぽさが、その時代らしさが残っており、オハイオの人達なのに軽くブリティッシュっぽくもあり、どっちつかずの印象もありますが、この後見事に振りっきたのは結果的には良かったのではないかと思う次第。
ちなみに翌年の 2nd も翌々年の 3rd も Electric Lady Studios での録音で、同じくデッカからのリリースで、一本筋のたったみなさんだと言えなくもありません。