If the Price Is Right (Bonnie Pointer)

Pointer Sisters を意識して聴いてこなかった私が意識をしたのが、こないだアップした Elvin Bishop のアルバムにコーラスとして存在感たっぷりに歌い上げているのを耳にしてから。 それでもグループとしての印象に違和感を覚えてベストを聴いてみたり経歴を調べてみたり。 モータウンが出発点なんですね。 そっちを聴くべきだったのかもですね(ちなみに 2008 年のユニバーサルの火災で原盤が消失したそうで)。

ということで、併せて3姉妹それぞれのソロ作品も聴いてみたんですけれども、一番良かったのが Bonnie さん。一昨年亡くなってたんですよね。 グループを 1978 年に脱退してソロ活動を開始し、モータウンからご自身の名前を冠したアルバムを2枚(背景が赤のと紫のと)をリリースしてそれなりにヒット。 内容もかなりいいですし、こっち系をグループに求めていた自分を見つけました。

そしてそれから5年後の 1984 年にリリースしたのが今作。 レコード会社を移籍し、満を持してリリースしたと見え、どうだとばかりのジャケットであります。 この必要があったのかっていう一抹の不安も拭いきれませんが、そんなことより内容がいいんです。 ブギーなんだもん。 ディスコなんだもん。

なかでも Your Touch が出色。 どこかで「ダイアナ・ロスが歌いそうな曲だ」っていうのを読んで「えー」って思うも、延々とリピート再生している不思議、たしかにそう聞こえるんですよね。

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