White Light/White Heat (Velvet Underground)

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ザ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンドが1968年に発表したアルバム『ホワイト・ライト/ホワイト・ヒート』の発売45周年(2013年時)記念盤。17分を超える「シスター・レイ」を始め、ルー・リードとジョン・ケイルの個性が火花を散らす攻撃的な作品。オリジナル・アルバム収録曲や未収録曲に加え、ジョン・ケイル所有のマスター・テープを元にした、1967年4月30日、ザ・ジムナジアム(ニューヨーク・シティ)に於ける実況録音の完全版を収録。

単にほとんど聴いたことがなかった Velvet Underground については、なにしろあの 1st の印象が悪すぎたものです。 確かにジャケットは印象的だし、「ジャケ買い」っていう言葉があるように音源だとはいえ重要素に違いはありませんのですけれども、かえってジャケットが印象的すぎるから悪いのか、実際に聴いてみてもなんかジャケットほど印象に残らなかったもので、それは今でもそう。 少なくともこの 2nd をじっくり聴くまでは。

サイケとはちょっと違う、覚醒剤的な音楽であり(無理やりならばバッドトリップか)、さきほどの印象という上では好印象ではないものの、ロケンロー的な怖さがその実体であり、こう武器を手にして襲ってくるのとは違い、精神的に追い詰める攻撃性が挙げられるとは思うんですけれども、かといえ「もう二度と聴きたくない」とはならないのがすごい。 この抑制された強迫観念的な攻撃性と、ときより聞こえるハウリングノイズはたしかに後世に受け継がれている。 ちなみにジザメリはまるっとヴェルヴェッツ後継みたいな言われ方をされましたけど、その実ビーチボーイズだと思っていたんですよね。 だもんでピンとこなかったし、上記の印象も相まっていよいよ聴かなくてもいいかなぁってなったもんです。

なんか話によると 2nd では 1st のジャケットをこさえた人と女性シンガーから逃れられ、思う存分制作できたらしく、だよね〜って話なんですが、その途中で John Cale の立場がなくなっちゃってその後脱退っていう流れからして 3rd を聴いてみると、なんというか申し訳ないんだけど今ひとつ。 そういう意味でも私としてはこの 2nd がこのバンドのベストだと思うのでありました。