Big Sur のスワップファイル

Google Chrome を立ち上げて150くらいのタブを同時に開いた直後の状態。 VM フォルダに収められている swapfile* が3つしか生成されていない。 これは macOS Big Sur 11.4 Beta (20F5046g) 上のことなんですけれども、これよりも前の(ベータ)バージョンではこうはならなかった。 もっと沢山の、なんなら倍くらい生成されていたはず。

11.4 Beta をインストールしてから数日経っても同じような仮想メモリの使用状況なので、11.4 からは(いよいよ)仮想メモリの使い方が賢くなったのかもしれません。 大変に嬉しいです。

というのも、仮想メモリのスワップファイルが1つ増えるなり減るなりするってことは、そのたび 1GB のファイルが生成されたり削除されたり、はたまたそのなかであれこれ書き換えが置きたりするんで、ディスクへの負荷がとんでもないことになるんでありまして、以前言われたこういう問題は、どうしても仮想メモリの賢くなさに起因しているんじゃないかなぁって予想しているんですよね。

ディスクをメモリ代わりに使えるっていう建前だからって、むやみやたらにやらないでおくれよ、って話なんでありまして。

以前は、生成されたスワップファイルっていうのはシステムを再起動しない限りはずーっと所定の場所に残っているっていう認識だったんですよね。 だので物理メモリが少ない端末では不利な場面が多く、できるだけメモリは積んでおきなさいよっていうことになってたんだけど。

それが今のシステムでは、明らかに不要になったスワップファイルは自動的に削除されるみたいなんですよね。 ですから上のように歯抜けのファイル名になるっていう。

おいそれと、いやおいそれとどころかまずメモリ増設やらディスク換装ができなくなった昨今の端末であります。 できるだーけ長く持たせたいもんですし、そういう面で優しいシステムにしてっってっってっって欲しいなぁと思う今日このごろでありまする。