極悪レミー

基本的にはロックンロールが好きではなく、という話を事あるごとにする私なのではありますが、それは昔から(自分で稼いだ金でレコードを買うようになってからだから30年近くになる)そうで、それは今でもそうですから、日常的にはまさかモーターヘッドは聴かないのですけれども、ホークウインドは好きで、改めて考えてみると、何が違うんだ・・・・ステイシアか!(違う)

糖尿病なのだそうで(そりゃそうなるだろ、ジャックダニエルのコーラ割りばっかり呑んでれば)、最近では血腫にもなって、夏フェスにも出られなくなったと報じられているレミーですけど、案外実は狂人・・・とまではいかない程の、非常識さはなくて、義理堅い常識人なんじゃないの?って思ってたんです。 そうじゃなければこんなに長く活動できないですもの。 つってDVDを観ましたら、やっぱりそうだ、義理堅い常識人だ。

劇中、自身のベース奏法について実演を交えて語るシーンがあって、「普通はこう弾く」っていう普通なベースの弾き方が、もう信じられないほど普通でつまんなく、もしかしたら憎悪含んでいやしないか?っていうくらいで、それはそれでひっくり返るほどにおもしろいんですけど、「俺の場合はこうだ」って言って、先ずアンプの設定を変えるのがいいんですよね。 あーそれ歪むよ歪むよ待ってたよー!って。 んで弾き始めるんですが、単音弾きじゃなかったんですねありゃ。 デフォルトで5度を併せてんですよ。 ギターかよっていう。 んで開放弦が鳴っちゃうのをあんまり気にしていないらしく、結果あぁいうとんでもないサウンドになるんですね。

それにしても笑ったのは冒頭。 レミーがジャガイモを切って、油で揚げてんですよ。 なにやってんだよレミー!レミー! 特典映像も観てね。 とてもおもしろいドキュメンタリーなので、ロックが好きじゃない人もぜひ観て欲しいんですよ。

負け犬として生まれ、勝つために生きる-遂に待望のときが来た!!!劇場大ヒット作がついにDVDで登場!!暴走ロックンロールの帝王、モーターヘッドの生きる伝説、レミーのドキュメンタリー巨編!レミーの生き様にビビッて笑って泣ける、最高の感動実録映画!! 【映像特典】 ★予告編 ★メイキング  ★SXSW映画祭ワールドプレミア映像 ★レミーインタビューアウトテイク ★レミーのベース演奏について毒を吐く無敵のダミ声、驚異の高角度マイク、鼓膜を破壊する世界最大音量のベース。”負け犬として生まれ、勝つために生きる”この世で最もブレない男の凄い生きざま!!全ロックファン待望の超話題作、ついに登場!!! 75年イギリスで結成、すぐさまその過激な発言と凄まじいライヴで音楽誌に”世界最悪のバンド”と評されて以来、35年を経てなお衰えるどころか激しさを増して暴走(活動)を続け、ヘヴィメタル界からパンク/ハードコア界まで他に類を見ない広く熱い支持を集めるバンド、モーターヘッド。本作は、このバンドを牽引し、かるく還暦を過ぎながらも人生を折り返すことなく攻め続ける伝説の”漢”、レミー・キルミスター(B./Vo.)の半生を追った、全ロックファン待望のドキュメンタリー映画!数々の鬼のような武勇伝とともに壮絶な人生を歩んできたその”極悪暴走番長”レミーは、モーターヘッドの音楽性そのままに世界で最もブレない男として、その生き様が常に人々を魅了してきた。本作では、そんなレミーを3年以上もの時間をかけて追跡、この世で最もロックンロールライフを体現する男の素顔に迫ることに成功した。モーターヘッドでの怒涛のツアー、自称世界一の第一次大戦グッズコレクターとしての顔、日常生活、レコーディング、そして家族!?との時間…。今まで我々では知り得なかったレミーの恐るべき生態が、過去の貴重なアーカイヴ映像とともに明かされていく。そして勿論モーターヘッドの極悪なライヴ映像はふんだんに収録、メタリカとの共演ライヴなど必見の映像が満載。モーターヘッドとレミーに心酔する錚々たるミュージシャンたちの大挙出演も相まって、史上稀に見る大作ロックドキュメンタリーとなった!