ハングリー・ラビット

“代理殺人”の罠に落ちた男がたどり着く、衝撃の真実 ニューオリンズの高校教師ウィルは、音楽家の妻ローラと幸せな毎日を送っていた。 ある夜、帰宅途中にローラが暴行されてしまい、病院で激しく動揺するウィルに、謎の男サイモンが近づき静かに囁いた―。
「やつを、代わりに始末してやろうか?」 それは、正義という名の下に行われる“代理殺人”の提案だった。
悲しみと怒りのあまり、その誘いに乗ったウィルだが、半年後、今度は自分が誰かの代わりに人を殺すように迫られてしまう―。

奥さんジャニュアリー・ジョーンズでしてね、奥さんジャニュアリー・ジョーンズでしてね、奥さんジャニュアリー・ジョーンズでしてね・・・いやいいです。

映画的には予想したよりも面白く、俄然楽しめました。 ニコラス・ケイジっていままで大◯役者の印象しかなかったんですけど、なんだそんなことないじゃん、それにしても奥さんジャニュアリー・ジョーンズでしてね。 あの警部補は途中と最後だけに出るんじゃなくて、最後のテレビのインタビュー風景は、かなり最初の方のシーン(殺されちゃった内部告発者の現場風景)でもおんなじことを答えていて、軽い既視感がありますですね。 次回に続く、っていうんじゃなくて「仏様の手の上で」的な結末感なのかな。

ただ、観終わってあれこれ考えると矛盾みたいなものも多くて。 やっぱりあの「組織」はねーだろよー、と。 ニューオリンズにだってFBIあたりは出向くだろうよ、とか、新聞社には先に「組織」が潜入してあらかた自分たちに都合の悪い資料なんざを根こそぎ盗んでいっちゃうだろうと、とか。 あー後者についてはラストシーンでなんというか矛盾を解決した風な感じもしますけど、いやあれはあれでおかしいような気もするし・・・。

というわけで、面白かったは面白かったけど、どうだろうレンタルでいいかなぁってところではありました。