ナンのこっちゃいHISTORY OF JAGATARA I

「ナンのこっちゃいHISTORY OF JAGATARA」は3巻出ていて、私が買ったのは1だけなんですけど、

JAGATARAの1980年から90年までの活動を、ライヴ映像を中心にインタヴュー、オフショット、レコーディング風景などの映像でまとめたヒストリー作品。
『ナンのこっちゃいHISTORY OF JAGATARA 1』(1980~86年)は最も波瀾万丈の時期で、エログロ・パフォーマンスで話題を呼んだ初期から、江戸アケミが精神に異常をきたして入院し、そして復帰していくまでを、静止画を含む映像で追っていく。中でもアルバム『君と踊り明かそう日の出を見るまで』にも収録された、入院直前の「TANGO」のライヴ映像は胸に迫る。他にも復帰第一弾となった日比谷野音での“アースビート伝説”や、シリーズ・ライヴの“東京ソイソース”など、貴重な映像が目白押しだ。

私にとってじゃがたらは「裸の王様」までで・・・いや正直言うと「南蛮渡来」と「君と踊り明かそう日の出を見るまで」だけでありまして、となると1だけで十分なんではありました。 それにしてもやっとこさ買ったっていうね。

なんで「君と踊り明かそう日の出を見るまで」までかと言うと、江戸アケミが復帰してからちょっとして、衣装なんか揃えちゃって、みんな赤くなっちゃったりして、なんかよくありそうな大所帯のファンクバンドになっちゃったのには興味がわかないからなんですよね。 江戸アケミってこういう事がしたいのかなぁって思いながら観てると、なんというか虚しいってぇか悲しくなっちゃうんですよね。 観てられないってぇか。

かと言え、エログロ路線のどうこうに興味があったわけでもなくて、なんていうかなぁ・・・まだ未整理で粗いけど強力なじゃがたらが「君と踊り明かそう日の出を見るまで」までだったのかなぁって思って。 それに狂気が加わるんであれば、それはそれで甘んじて受け入れるよ、って。

なんつったって「君と踊り明かそう日の出を見るまで」を聴いて衝撃を受けたクチですからね、こちとら。

だもんであの「TANGO」が(つべに上がってたのを見たというのは忘れるとして)観られたというのはもう、あぁ生きてて良かったいやそれよりTANGOだけしかないのBIG DOOR無いんか!的なね、事なんです。 あぁ演奏だったのかぁ・・・って。 ジャケ写真はこの時のだったんだねやっぱり、って。

個人的にはどうしても欲しかったDVDだし、買って、観て、江戸アケミの復帰後のについてはあれだけどまぁよしとして観て(←大上段でごめん)、念願が叶ったんです。

でもなんだろう。 すごく虚しくなってしまって。