ソウル・メン

夕べ、というか昨日か、なんかうまくいかなくてちょっと落ち込んでいたんですよね。 このまま寝たらきっと明日はメランコリーになるよなーって思って、なんか景気づけにDVDでも見ましょうか、あーこれがありましたよあったじゃないですか!ってな事でね、観ましてね。

そしたら意外や意外に良かった。 面白かったし、なによりおバカすぎてバカだこの映画。 バイアグラなシーンは少々失笑ものだったけど(私も人の親になりましたからヨー)、それ以外はね、えっとどう言えばいいんだ・・・そう、ソウルなんですよ! 韓国じゃないぜ?

やっぱりそうなんだ。 やっぱりね、ブルース・ブラザースと比較されるんだよね。 確かにブルース・ブラザースの影響を受けている、と申しましょうかネタにしているところがあります。 追悼コンサートで警察がわんさと押し寄せる、とか、そもそもオッサン二人組ですしね。 でもね、ブルース・ブラザースがそれなりにオッサンだったのに対し、こっちはおじいさんですからね。 おじいさんズだから、バイアグラネタが成立するんです。 でもあれは失笑ものだわさ。

とにかく後ろ向きになる事なくアッパーに攻めて攻めまくるバカ映画なので、しかもあなたソウルですしソウルを愛してやまない映画なんで、みんなに観て欲しいです。 ライブをこなしていくにつれて歌もダンスもきまってくる様は、なまなかに元気をもらえますよ。 おーがんばってるじゃん、から、うへーきまってるじゃんか!ってなっていく。 かっこいいじゃねーか!わはははは、となるんですよ。

途中、クレオ(シャロン・リール)が登場して映画に華を添えるんですが、この人って女優であり歌い手さんでもあるんですね。 すごく良かったなぁ、かわいかったなぁ・・・。 って、シャロン・リール(Sharon Leal)で調べると、日本のサイトでは1972年生まれってなってるんですよ。 ちなみにWikipediaだと1979年生まれでしてね、きっとこっちが正解の筈でね、あれで(当時)36だったら怖いわ!29だったら納得ですよ、って話です。

で、最後になんかバーニー・マックがどうしたこうしたとかアイザック・ヘイズがどうしたとか出て、なんだなんだ?って思ってましたら、そうなんですねこの映画の撮影途中で亡くなられてるんですね、立て続けに。 そうだったかこの頃だったのか、と、しかも立て続けにだったのか、と。

最後ちょっとしんみりしちゃったけど、この映画好きだな、私は。

マーカス・フック&ザ・リアル・ディールは、メンフィスにて友人3人が集まって結成された60年代にブレイクしたコーラス・グループだった。数々のヒットを飛ばして人気となったが、マーカス(ジョン・レジェンド)がソロ転進をきっかけにグループは解散。ルイス(サミュエル・L・ジャクソン)とフロイド(バーニー・マック)はザ・リアル・ディールとして活動するも、マーカス程の人気にはならずに自然消滅。しかも2人は喧嘩ばかりでその後20年も口をきいていなかった。しかし、ある日2人の元にマーカスが死んだとの訃報が。追憶コンサートの為に、ザ・リアル・ディールの再結成の話が舞い込み久しぶりに再会したルイスとフロイドは、コンサートが開かれるNYのアポロシアターを目指し2人の珍道中が始まる!!!