天皇の世紀

歴史とは何か?日本人とは何か?『天皇の世紀』(全12巻)は、文豪・大佛次郎が史実の中に真の人間像を追求した渾身の大作である。卓抜した史観と膨大な資料渉猟によって、明治天皇の誕生から戊辰戦争に至る激動の時代を照射し、世界史上のエポックともなった明治維新の真義と、日本人の国民的性格を明らかにする。

全12巻(文庫本)。 1巻目が発刊されたのが去年の1月で、その後1ヶ月に1冊のページで文庫化され、私はっていうと1巻目が出た時点で買って読み始めたものです・・・。

それがやっとこさ読了。 1年9ヶ月もかかってしまったんですけれど、これでようやく私にとっての幕末ブームが終わったような。 世間では去年の龍馬伝とかそーゆーので始まって終わったようですけど、私ったらやっと終わった次第なんですよー。

未完なのが惜しまれますけれど、河井継之助で中絶するっていうのが、なんともいいんですよね。 いいんですよね、っていうのもアレですけれど。 とにかく膨大な内容ですもんですから、総体的に申し上げられませんけれど、やはり私は一番最初の京都御所の荘厳な文章が好きだなぁ。 あれはほんとすごい。

それにしても読了までかかったなぁ。