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『ねらわれた学園』の大林宣彦の監督デビュー作となるファンタジックホラー。避暑に訪れた田舎の家に、7人の女子高生が食べられてしまう。光学合成を多用した映像は、20余年が過ぎた今でも斬新。三浦友和、壇ふみ、ゴダイゴらが友情出演している。

大林宣彦監督作品の一番最初のがこれだそうで、どんなものかと観てみたらこれがもう大変な事になっていまして。

その後の作品に通ずる不必要とも思われる特殊効果は、その作品その作品に合わせて考えて使ったのではなく、この作品でベースが仕上がっていて、それを流用しただけなんじゃないかっていう位、この作品は特殊効果のカタログみたいであります。

基本的なストーリーは、家に住む老女が少女たちを食べる、というもの。 それを特殊効果でこれでもかってくらいにデフォルメしてふくらませた感がありまして、今言うのは卑怯かも知れませんが、その特殊効果っていうのがこれまたチープ・・・に見えてしまって、作品のC級感を一際引き出していますなぁ。

ただこういう特殊効果も35年近く経った今、改めて見なおしてますってぇとそりゃチープではあります。 が、これだけ大量に見せつけられますと、意外に新鮮と申しますか斬新と申しますか。 思わず見てしまうんですよね。

そうじゃなきゃ池上季実子と大場久美子くらいしか見る所がなくて・・・