ある殺し屋

その原作を読んだことが無いんだけど、映画を見ると原作を読みたくなってしまうって位、面白い映画。 市川雷蔵主演作品って、時代ものも含めてあんまり見たことがなく、しかもこれは現代劇だっていうんですけれども、だからって髷を結ってたりとかはしていないです。 当たり前か。 結ってたら怖いわ!

市川雷蔵主演作品を毎月リリースしていくシリーズ第1弾。藤原審彌の小説「前夜」を映画化、周到な計画と正確なテクニックで依頼を成功させる殺し屋の姿を描く。増村保造、森一生、宮川一夫の豪華スタッフが手掛けた和製フィルムノワール。

そもそもなんで主人公の殺し屋の表稼業が料理屋の主人なのかがわからなく、その設定の時点で笑えてしまうんですが、それを除けばちゃんとしたハードボイルドな内容。 市川雷蔵はともかく、成田三樹夫も「いかにも成田三樹夫」な役柄だし、野川由美子のオキャンぶりも秀逸(22才っていう設定は怖い)。

全編に渡って派手さは感じられず、静かな調子で進んでいくんで、なんかもーアクション映画とか期待しちゃうと失望しちゃうかも知れません。 が、こういう雰囲気の映画も良いんですよね。 ただ、ちょっと時間軸の構成がおかしいようなところがあったような。 主人公は案外テキトーな性格なのでは?と思わせるところがあったような。

だけど、それらも合わせて日本映画。