純喫茶磯辺

某連合赤軍な映画を新宿くんだりまで観に行った時、この映画のポスターがあったりよか予告編が流れていたりで、ぉーまた宮迫主演なんていう私好みの映画が出るんだなぁ・・・つーかそっち観たいなぁとか思ったんですけど、今更にDVDで観たりなんかしてけつかるに。

水道工の磯辺裕次郎(宮迫博之)は、妻に家を出て行かれてからというもの、娘の咲子(仲里依紗)と親子ふたりで暮らす、独身の中年男性。父親の急死で多額の遺産を手にすると、突然喫茶店を始めることを決意し、いい加減な経営方針を掲げながらも“純喫茶磯辺”を開店させる。すると、若くて美しい素子(麻生久美子)と名乗る女性がバイトの募集を見てやってきた。裕次郎は即採用を決めると、経営そっちのけで素子を口説くことに心血を注ぎ始める。そんな磯辺に集う客はみなおかしな客ばかりで・・・。

・・・仲里依紗ってあのゼブ・・・の仲里依紗か(笑)とかはさておき、実際宮迫なんかもさておき、兎にも角にも麻生久美子であります。 つったってこの女優さんとしての麻生久美子と言い切ってしまうべきかは微妙。

こういう人って案外近くにいるもの。 人の気持ちが分からない、と言われてしまう人。 この映画の場合は人の気持ちが分からないと言われる相手(元カレ)に脈絡も無くグーパンチされちゃうっていう部分でその元カレすらも人の気持ちが分からないのではないだろうかっちう気持ちの悪いスパイラルに陥りがちながらも、取り敢えずはこのモッコ( (:D)┓モコ )というという人は人の気持ちが分からない・・・空気が読めないっていうの以前のすごいキャラクターだと印象付けるのに大成功であります。

そうなるともう大変で、いい加減な女だ、とか、バカ女だ、とか、ネジが緩ん出る、とか、壊れてるとか、散々言われ放題になっちゃうから不思議。 まんまとストーリーに乗っかっちゃう訳です。

んで、恐らくは最近の邦画の中でも出色のシーンであろう「居酒屋」へのリンクが見事に繋がるんですね。 この居酒屋のシーンは幾つかの部分で突拍子が無いようにも見受けられますが、咲子の言葉を受けて素子なりの嘘に観ているこちらは椅子から転げ落ちてしまうんです。 つーか麻生久美子にこれを言わせるっていうのは快挙でもありましょう。

そして椅子から転げ落ちたまま(起き上がれないまま)映画自体は終わってしまうのですが、その他にも細かいところでマイナーなネタが盛りだくさんであります。 それらに注視するのも面白いかも。 って、「純喫茶磯辺」であり、あの店構えの時点で大規模なネタではありましょうけど。

ともあれ面白かった。よくできた映画だなぁ。