鉄男

ある朝目覚めると、平凡なサラリーマンの頬に金属のトゲのようなニキビが…。その日から男の身体の中で肉体と金属の壮絶な戦いが始まった…。ペニスまで金属ドリルと化した男は、恋人をえぐり殺し、“やつ”と合体した鉄のかたまりとなって、都市の荒野に叫ぶ。「世界中を錆くさらせて宇宙のもくずに帰してやろう」「俺たちの愛情で、世界を燃え上がらせてやる」。世界へ向けて巨大なメタルサイキックウォーズが始まる!

三作目が公開されているとかされていないとかそれはアメリカの話で日本はこれかららしいとかですけど、それとはあんまり関係なく観たのでありまして、これで二作目とかを急いで観ようとかそういうのはありません。

それにしてもこの執拗さはどうしたことだろう。 ストーリーも執拗であれば、コマ撮りの執拗さも怖い。 特にコマ撮りについては、通常のストップアニメーション的効果を狙っている場面の他、スピード感を狙った導入面も非常に効果的であり、城北(葛飾区とか墨田区?)の街並みだの土手沿い通りを疾走する様がすげぇかっこいい。

取り敢えず私はこの映画を「呻き・叫び系」映画だと捉えた訳ですけど、正直いうとストーリーの途中途中で完全に孤立してしまいました。 どういう話の流れだかさっぱりわかなくなってしまうところがあったんです。 でもそれでもいいか?みたいな。 ストーリーを正確に追わないとダメな映画でもなさそうですし。

確かにこれはカルト映画ですねぇ。 カルト映画好きでも金属フェチでもなかった当時の私は、当然観なかったのでありまして、今回初めてDVDで観たのですけれど、総合的な感想を申し上げますと、なんだかんだで叶岡伸さんがステキでした。