Paris au Printemps

John Lydon cursing the audience, the audience responding with hoots and catcalls; Jah Wobble and Keith Levine screwing around in between songs–the hate is palpable. The songs and action is standard PIL, rickety and dour, the recording starting and ending abruptly; sound quality is very good. EMI. 1996.

初期のP.I.Lはジャーマンロックの影響を強く受けているとどこかで読んだことがありますが、今聴くと「そうかな?」っていう感じ。 それよりも今思うのであれば、初期P.I.Lは上手に「ジャーマンロックとニューウェーブの橋となった」でありましょうか。 特にこのライブ盤を聴くと、ジャーマンの要素が非常に読みづらい。

演奏は・・・冷めていて一歩引いている「姿勢」から、確かに気合が入ってるけどその気合は客との間に壁を作る(左官よろしく塗ってる最中なのだろう)のに全て費やされていそうな、不思議な浮遊感があります。 これ、元はカセット録音なのだそうですけど。

それにしてもリスナーに対して排他的なパンクだ(笑)、これは。 昔のリスナーであったり、ピストルズから引き続いたファンにはどうしたって不評だったでしょうねぇ。 私だってジャーマンてフィルターがなければこれは相当にキツいかも知れないですもの。