マーク・TV・ショー「MARC」

イギリスのグラナダTVで放送された、マーク・ボランが司会を務める幻の音楽バラエティ番組を収録。全6回の放送にはデヴィッド・ボウイ、ベイ・シティー・ローラーズ、ザ・ジャム、ジェネレーションX、ブームタウン・ラッツ、ホークウィンド、シン・リジーなど錚々たる顔ぶれが出演しスタジオ・ライヴを披露。もちろん、マーク・ボラン率いるT.REXの演奏も多数収録。

この番組、全6回なんだそうで完全収録との事。 グラナダテレビもいい仕事するなぁ。 第一級の資料価値でありますよ。

ってそれはいいとして、内容は沢山のアーティストが出演するのでさておくとしても、肝心のマーク・ボラン、ホスト役のマーク・ボラン。 クネクネしてナヨナヨして気持ち悪いのが最高にB級で、これは一見の価値があるかと思います。 例えば彼が、作曲も演奏も出来ない「丘ミュージシャン」だとすれば、こんなにキャラの立った人物はいないんじゃないかと感動する位。

でもミュージシャンでござい、という。 昔は好きだったんだけどねぇ、こういう映像を観ないままファンでいられて幸せだったなぁ(笑)。 でも、ライブビデオとかあの映画「born To Boogie」とかで観たマーク・ボランはこんなにまでじゃなかったと思うんですよね。 もうちょっとシャキっとしてたような。

落ち目になって変わっちゃったんですかねぇ。 それにしてもラストは本当に「オチ」になってて大爆笑すると共に、なんだか憐れにもなっちゃった。