Volume 1 (Wooden Shjips)

The Wooden Shjips earliest material was released on vinyl, pressed in small quantities that were either free or hard to come by and are now hopelessly out of print. Who are we to keep you away from the rush of Shrinking Moon for You? Vol. 1 collects all the tracks from the free 10-inch, the Dance, California 7-inch, and the SOL 7-inch. The band will be out playing live, in their own nimble way, this spring and summer, road-testing new material for their next record.

Wooden Shjipsという、サンフランシスコのサイケバンド。 その、もう廃盤になったシングル(ヴィニールだったそうなんだ!)を集めたCD。

Spacemen3を引き合いに出すところに現在のサイケバンドの評価が伺えるところ(もういいだろそろそろ!という気持ちが私にはあります)なんですけど、しっかりとしたネオサイケの踏襲がここにはあります。 その意味でオールドサイケのファンには評価を二分させざるを得ない筈だと考えました。

いや今日暑いですよね。 ここ長野県伊那市でも、全く冷房設備の無い部屋では35℃とかあります。 そういう場所で「敢えて」聴くには最適な、もうどうしようもない位のサイケ野郎な1枚がこれ。

夏に鍋焼饂飩みたいな、どういう基準だか分からないシチュエーションってあるんですが、もうたまらなく暑苦しいサウンドをこれでもかこれでもかと寝技宜しく展開してくれちゃうこの潔さ。 その「潔さ」はこれまた翻って暑苦しい部屋にわざわざ居るって離れ業を敢行しないと難しい昨今ではあり、これを行う意味が最近の新日本プロレスの如く必要なのでありまして、それを踏まえて(踏まえるな!)聴いているんです。

いいぜ、パートナー(妻)が、あ〜アカネだけど、彼女をして

機械壊れた!?

と言わしめましたからだものさ。

ただ、Spacemen3とは確実に違います。 だってSpacemen3は聴く毎に「寒く」なるんだもんし、その意味でスペ3なんかは今の季節向けなんですから。 でも今はこれですよ。

暑いサイケだぜ、これ!いぇぃ!