この世に「決して」とか「絶対」っていうのは無いんじゃないかな

YOMIURI ONLINEの記事より、アメリカが北朝鮮のテロ支援国指定の解除を「方針→手続き」となった事を受け、日米両首脳が電話で会談したのだそう。 リリリーン♪「あ?ブッシュさん?」「あーフクちゃん?」みたいな? っていうか、こういうのってどっちから掛けるんだろう、電話。 あ、アメリカ側から掛けたんだね、記事に書いてあるだろ!<俺

それはさておき、アメリカの大統領はこう言ったそうな。

「自分は拉致問題を決して忘れない。日本の懸念は十分理解している。日本と引き続き緊密に協力していきたい」

この世の中、特に政治だったり国家間においては「決して」とか「絶対」というのはあり得ないと考える私にとって、上の発言はホントどうでもいいっていうか、リップサービス程度っていうか、重みの無いもんだなぁって思いました。

基本的に日本人って人が良いんでこういうのを真に受けちゃう。 真に受けちゃうんで後で齟齬があると憤るんですけども、そういう時ってもう手遅れだし、モロ損するのが常なんだよね。 最初に不毛な期待を持つのも含めて。

だってこれが商売だったらどうだろう。 「決して」とか「絶対」なんていう商売程怪しいものは無いのでありまして、決して額面通りに受け取らないものでしょ。 え?受け取るもの? あ、そうなの。 そうか...しくしく。

商売話は(自分勝手に形勢を自分の悪い方に持ってっちゃったんで)さておいといて、今回の件、というよりもこういったシチュエーションの場合、どれが真実なのかって言えば全部そうじゃないって考えるのが妥当だと思うんですよね。 そうなるとじゃぁ、この電話は何なのよって感じにもなるんだけど、そりゃ一応は電話位しなくちゃならないしさ、電話したらしたで何か言わなくちゃならないし、まさかそんな時にマジトークなんて出来ないし(電話だし)、となるとまぁ、何か適当にリップサービスでもしとくか、当たり障りの無い内容で...となるよ〜。

ホントなんでも額面通りに受け取って期待しまくってたら、北朝鮮にもアメリカにもおちょくられちゃうよ。 今まで以上に。

そんな時だって拉致被害者は北朝鮮での生活を強いられているんだよなぁ。