日本で Teddy Pendergrass っていうと Do Me ということになるのでアルバム的には Teddy (1979、シングルも同年) ということになるのだろうけれども、今調べて驚いたのが、これを原曲として一世を風靡したヒゲダンスも同じ 1979 年(から、これまだ驚きの翌年 1980 年までだという)の開始だというから、
たかしまによるとソウル通の志村が、「Do Me」のレコードを持って来て「これと似たようなBGMできないかな?」と言ったという。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%82%B2%E3%83%80%E3%83%B3%E3%82%B9#BGM
リリースしてすぐだったのではなかろうか、なんという人なのだろう志村けんというコメディアンは。
ということなので前述の Teddy や次作の TP (1980) あたりが代表作だとされているようですけれども、こういったぶりっぶりのソウルよりも、私はその後の 1981 年にリリースされた本作や、そこから一つ飛ばしの Heaven Only Knows (1983) あたりのソフトというかメロウになったアルバムをよく聴きます。 よりによって本作は 1981 年のリリースですから、まぁ知らずに聴いていたんですけど知ってて聴き始めるとしたら相当に慎重になっていたかもしれません。 けれどもそういうことがなかったのは、このあたりの年代のアルバムなのにサウンドが随分とオーソドックスだからなんです。 しっかりとフィリーソウルのツボを押さえてある。 そもそも前述の Heaven Only Knows までリリース元が PIR だというのを知らずに来ましたから私、そうとういかれているかもしれません。 って、よくよく思い出せば Harold Melvin And The Blue Notes だってずっと(Teddy Pendergrass 在籍時だけ?)PIR でしたから、なんていうことのない話ではあるんですけど。
お急ぎの人は M2 の You're My Latest, My Greatest Inspiration だけでも聴いていってください。 これいい曲なんですよ。 ここいらから彼もクワイエット・ストーム沼にハマっていくんですなぁ(遠い目)。