Klaus Weiss (Dr) を中心として結成された Sunbirds は 2 枚のアルバムをリリース。 ラテン風味を交えてポップな雰囲気になった 2nd (1973) も悪くないのですけれども、やっぱり Sunbirds といったら最初のアルバムでもある本作(1971)となるでしょう。 BASF からのリリースであります。
パーソネルのベースは Klaus Weiss Quartet だそうで、これにギターとパーカッションが加わって本作が録音されたのだそう。 このギターと Fritz Pauer のエレピが、あ、もちろん Ferdinand Povel のフルートも(リード・フルートよろしく)我こそはと言わんばかりに主張しているのですけれども、ミニマルなフレーズを積み上げていくアンサンブル主義的な手法にジャーマン(ここではロック)を垣間見ることができます。 カンタベリーっぽい空気も感じられ、無論リズム隊もねちっこくグルーヴたっぷりなので、どの瞬間にどの音を聴いても満足できる、まさに盛りだくさんな 1 枚だといえます。