Inactin * (Michal Urbaniak’s Group)

Michał Urbaniak というポーランドのジャズヴァイオリニストの作品を聴くとき、できればクレジットを参照したい。 形態を縦横無尽に変えながら活動するのでどこに焦点を当てればいいのかわからないくらいですし、とりあえず今回は Michal Urbaniak’s Group の最終アルバムとしましたけれども、それっていうのもアマゾンで取り扱っているからでありまして、個人的にはやんわりと Michal Urbaniak’s Fusion の Smiles Ahead をおすすめしたい。

けれども、話は戻りますけどクレジットを見て、Voice, Percussion – Urszula Dudziak ってあれば、大体中身は同じです。 二番煎じだとかそういうのではなく、Urszula Dudziak の超絶ボイスに食われちゃってるというすごい構図を目の当たりにできるのです、何度も何度も。 っていうか奥方のボイスがすごすぎて笑ってしまうくらいなのは、Michał Urbaniak にとっての Urszula Dudziak であり、Daevid Allen にとっての Gilli Smyth ですよね。 いや絶対にそうだ。 そこで敢えて、強いて言うならば Christian Vander にとっての Stella Vander というところか。 それにしても怖いくらいの人たち。

フュージョンなのかなーって思って聴いていると例の超絶ボイスとかフリージャズとかに呑み込まれてしまうので、決して睡眠導入音楽にはなり得ないところですが、単調な作業をしているときなんかに聴くと、えらいはかどるから不思議。

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