Terra Dos Pássaros (Toninho Horta)

古くは 1972 年の Clube Da Esquina に参加していたとのことだけれども、知らなんだ。 でもクレジットを見るとかなりの曲で演奏をしているみたいで、今更ながらに驚いたり。 っていうかこのアルバムは色んな人が関わっているみたいだから、私のようなにわかのリスナーには語ることは難しいよね・・・っていいながら投稿したことあるけど。

それはさておき Toninho Horta さん、不肖私 Durango Kid とか持っていませんで、聴いてるのはもっぱらこの 1st と、彼自身の名前を冠した 2nd であります。 双方ともに 1980 年リリースということで、そもそも私からすれば「最近の作品」っていうことになっちゃってもう、平謝りもいいところ。

ではありますが、あんまり「1980 年感」がないのが不思議でありまして、1st の 1 曲目のいきなりのギター(っていうかこの曲自体がいきなり始まるのでいつも面食らう)がどうしたって 70 年代ではないんで「あぁそうかぁ」とは思うのですけど、ここいら一帯のみなさんにありがちな朴訥としたボーカルがいいんですよね。 本来はギタリストではあるのでしょうけれども、紹介だったら「シンガー」ってまずは書かれるくらいの人ですから、もうなんとも味わい深い歌声なんですよね。 こういうの大好き。

早くも成熟しちゃった感の強い 2nd がつとに有名な Toninho Horta ではありますが、私としては 1st を薦めたいところ。 っていうかこの人も 1st ~ 2nd と続けて聴くのがよろしくてよ。

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