Fernando Toussaint (Fernando Toussaint)

CD 化されておらず、ストリーミングにも一切ない。 Fernando Toussaint はメキシコ人のドラム奏者で、きょうだい(最近はひらがなで書くのだそう)もごっちゃりアーティストという。 その氏の最初のアルバムは 1983 年のリリースで、リリース元の Discos Alebrije としても最初期のリリースの模様。 なにしろメキシコの音楽シーンはわからないことばかりなんですが、Fernando Toussaint という人はジャズ畑の人で・・・メキシコのジャズシーン・・・ Sacbé のメンバーでもあったそうで(!)意識しないとわからないことばかりなのではありました。

で、この作品、なんで CD 化されないのか、っていうか再発すらされていないようで、その後ちょいちょい作品を出している人なんですから、全く希望がないというものでもないのでしょうけれども、なにしろ CD 化かストリーミング配信をお願いしたいくらいに内容が抜群によいです。 大切なことなのでもう一度いいますと、内容が抜群によいのです。 概してドラマーの作品っていうのはドラムばかり目立つような固定概念がありますけど、その実そういう例は少なくて、これもその例に漏れず、ジャズを中心として同心円状にファンクやラテンが高速回転し、ボーカルやコーラスもソフト・ロックのファンへの訴求力が高く、おしゃれでスリリングで多幸感がある・・・だから CD 化してください。