Você, Claúdia, Você (Claudia)

Claudia は本名を Maria das Graças Rallo といい、クラウディア要素がどこにあるのか見当もつかない話であり、案外にいろんなところで検索するに当たって厄介のもとでもあります。 ちなみに一つ前の投稿に挙げた Claudia Fontaine とは別人。 1948 年にリオで生まれたこのブラジル人歌手は、多分だとは思いますがブリッブリの MBP ではなくて、ポップス歌手的な立ち位置だったのではないでしょうか。 っていうかそんなもん検索して調べればいいんでしょうけれども、どういうわけかやらないんですよね、あたしゃ。

というのも 1967 年のデビューアルバムのジャケットが、いかにもアイドル的歌手を売り出しますよ感に満ちあふれており、私なんかにしてみれば若干の嫌味にも見えてきてしまっていけないんですよね。 ですから長いこと聴かないようにしていたんですが、その実逆打ち・・・とまではいきませんけれども 70 年代後半のアルバムから遡って聴いてみましたところ、だんだんによくなっていって、デビューアルバムが悪くないことに気づいちゃったんですよ。 聴かず嫌いも極まれり、であります。

Você, Claúdia, Você は彼女の 3 枚目のアルバムで 1971 年のリリース。 おそらくは一番の出来栄えなんじゃないでしょうか。 ジャケットはもちろんのこと、内容も「そこらのポップス歌手とは違うのよ、歌ってみるから聴いてなさい!」的な、説得力のある歌唱を聴かせてくれます。 バックの演奏もいいですし、これは掘り出し物であります。

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