Brockingtons, The

The Doors Of Perception は、ニューヨークを中心とした 1970 年代前半のサイケ系ソウル/ファンクからアシッドジャズまでを網羅したコンピレーションで、なにしろ CD 化されたのが 2003 年ということなのと、廉価だったこともあいまって、市場に残ってんだか残ってないんだかさっぱりわからないけどそりゃそうだよね 20 年前ですものね、っていう「コンピあるある」なわけですけれども、こっち系に詳しくないからなのか(ようか←太一郎)今になっても Fatback と Benny Johnson くらいしか知らないという体たらく。

その Benny Johnson もアルバムで歌ってる I Just Got To Know を別のバンドみたいな人たちが歌ってる。 それが Brockingtons でして、果たしてその実体は Julius Brockington の別ユニット、というか女性ボーカルをフューチャーしたユニットらしいのですが、なにしろ情報がない。 その女性ボーカルが誰なのかもわからない。 でも歌いっぷりがキュートでとてもいい。 YouTube に何曲が上がってるので全部リンクしておきますけど、肝心の音源がどこにもないっていう。 1972 年にオリジナル盤がリリースされてこの後、再発も CD 化もされていないっていう始末。

これを(未発表テイクとかたくさん詰め込んで)CD 化しないのは、はたまた LP 再発しないのは歴史の汚点だと思います。 私が生きているうちになんとかならんものなのか。 こういうソウル/ファンク系の再発レーベルはなんで動かないんだ。

などと興奮している当方なのでした。

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