A Gift Of Song (Sandpipers, The)

Sandpipers のことを誤解しているのは、そんなにアルバムを持っていないというのがまず第一にあるものの、ついついアルバムジャケットで判断してしまうためであり、その点で言えば、っていうか言わせろジャケットだったら Softly が一番なんですよ私の好みとしては・・・って持っていないアルバムのことはさておき。

そもそもこういう、ソフトロックというよりもイージーリスニングの場合、とくにインスト系の場合はアルバムジャケットに女性の写真が使われることがたいへんに多く、まぁねぇそういうイメージで売りたいんだよねわかりますとも〜みたいな納得もしてあげられるところなんですが、Sandpipers も最初はその流れだったんですけど、グループ名と同じタイトルのアルバムでは女性はもうそりゃデカく写ってるんですけどメンバー三人(♂)が左下にちっちゃく写ってる・・・って書くと語弊があるか・・・波打ち際に佇むメンバーを隅に追いやって右の大部分を女性の顔写真が占めていて・・・なんにせよ語弊がありましたすみません。 っていうことなんですが、メンバーだけが写るジャケットもありまして、へぇ・・・なんて思うんですよね。

まぁいくら女性の写真をジャケットに置こうとも、中身は男性のボーカルトリオなもんでして、もしかしたら若干の違和感があるかもしれませんけど、なにしろイージーリスニングのボーカルトリオですから聴きやすいったらないんですよ。

A Gift Of Song は 1971 年のリリース。 もう後期も後期でメンバーチェンジがあったらしく、この後一気にリリースペースが落ちて 1979 年の最後のシングルがリリースされたそうな。 もう何枚も何枚もアルバムを出しているので、Sandpipers を聴くならばベストとかアンソロジーとかでいいんじゃないかと思うんですが、それでも A Gift Of Song を推すのは、この中にビートルズの曲がないっていうのが大きいです。 食傷気味なだけかもしれませんけれども、ビートルズのカバーももういいよっていう段階なんですよねあたしゃ。

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