The Island Of Real (The Rascals)

ニール・ラーセン、バジー・フェイトンなどニューヨーク周辺の若手セッション・マンを起用し小気味いいR&Bを聞かせる、ラスカルズのラスト・アルバム。「バター・カップ」、「ラメント」等は頻繁にエアープレイされるものの、商業的成功までには至らずバンドは解散。リズム・セクションの活躍で当時としては最先端のサウンドを作り出したアルバムの出来映えは素晴らしく、名盤に値する。

Friends of Distinction のベスト盤のジャケットを見ながら、どっかでこういう雰囲気のジャケットあったなぁっていろいろ思い出してみたら、そうそう Young Rascals の Groovin’ のジャケットだよっていう。

嫌いじゃないしどちらかといえば好きなんだけど、特段アイドル視しているわけでもないので(それが悪いとはまったく言わない)聴いてはいるけどこうやってブログで書くこともなかった。 こう、ブルー・アイド・ソウルっていうのとか、バンド名を変える(短縮する)とか、音楽以外のことでケチがついたのかもしれないですけれども、それでも一番聴くのは Once Upon A Dream ではなくて、このラストアルバム・・・ Rascals 名義でラストアルバムであり、もはや Felix Cavaliere のソロ作なんじゃないかっていうこの一枚が、1972 年でこの高純度の R&B なのかっていう驚きとともに頻繁に聴くのであります。 R&B っていうかファンクなんですよね、もう。

ベースがすごくいいんですよね。

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