Down to Earth (Cool Notes, The)

その実 Cool Notes というバンドを知らなかった。 そもそもは Lorraine McIntosh こと Pinky 名義であるところの I’ve Got To Let Him Know を聴いて、「おっ!」ってなったもんなんです。 これ、アレンジが Cool Notes 名義でもって、そもそも楽曲は夫の Stephen John McIntosh の手によるものなんだそうで、Let’s Flashback (Golden Lovers Rock) というバンドコンピに収録されているらしいんだけど、これがまたブツを見たことがないという、ホントにあんのかよっていう、いーからCD売ってくれよっていう話なんではありますが、ないってなもんなんで諦めたところ、いやいや旦那そうじゃないんですぜ Cool Notes 自体がいいんですぜって急展開を見せたのでした。

それにしても Cool Notes というバンドも謎っちゃぁ謎で、1977年のシングルデビューから今まで、たくさんのシングルをリリースしたそうで、そのわりにはアルバムが少ないっていう。 どうも話によるってぇと今でも活動そのものはしているものの、どんどんメンバーが辞めていき、最初は7人だったのが、今は何人なのかしらっていう勢いだったり。

でもそれもわからないことはなくて、そもそもは U.K. ラヴァーズ・ロックのバンドだったのに、ラヴァーズ・ロックとソウル/ファンクのハイブリッドなアルバムをリリース(1981年)したら、その斬新さが受け入れられず、なんとラヴァーズロックを捨ててソウル/ファンク路線を押し進めてディスコファンクのバンドになっちゃったっていうんですよ(それが1985年リリースの 2nd)。 そりゃあれだ、「音楽性の違い」ビシビシじゃないですかよ。

それでも初期衝動っていうのはすごいもんで、ありそうでなかったハイブリッドを敢行しちゃった 1st が一番私としては好き。 っていうか 1st と 2nd をループにして寝ながら聴いていたくらいハマってしまったんですよね。

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