音楽

There’s A War On / Sunday Funnies (The Rainbow Press)

サイケデリック音楽は他聞をはばからずにいうとジャンルというよりも、精神性とか手法に寄るところが多いのではないかと思っていて、そういった指向の強い音楽を集めると「サイケ」のコーナーができるものの、中身は「サイケがかったなんちゃら」ばかりなんじゃないかと思うんですよね。

無論にサイケデリックの教科書的な、テンプレ的な作品は沢山ありますし、そういうのをずらりと揃えれば「サイケ」売り場にはなるんでしょうけど、物足らなさもあるんじゃないでしょうか。 「ド」サイケなのは定番然たるものながら並べるとしても、そもそもサイケはジャンルではないという身も蓋もない考えに則って品揃えをしても頭打ちをするだけかなって。

ということを Rainbow Press のこの 2in1 を聴きながら思ったものです。 このアメリカのサイケバンド、一聴してそのあまりの教科書的なサイケっぷりにネオサイケなのかと思ったところですが、なんのなんの、1st は 1968 年、2nd は 1969 年というから驚きです。 こんなにバラエティに富んで演奏もいいし曲もこなれているしサウンドも洗練されているのにオリジナルサイケだっていうのは驚愕の粋に達しています。 あまりにまとまっていて逆におもしろくないっていうか憎たらしくなっちゃうくらい。 ギターのファズの掛かり具合が行き過ぎていず、こりゃ相当のサイケファンなんだろうなって思ったくらいなんだよー。

1985 年の作品だといっても通用しそうだと思ってました。 しかしながら実際に 1985 年のネオサイケを聴いてみると、やっぱり違う。 オリジナルすげー。

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