別冊ele-king じゃがたら – おまえはおまえの踊りをおどれ

「本書内容に一部、誤りがございました。」っていうのでそのPDFを見ましたら、最後にすごいのがあったんだけどその前のが

誤 【はっぴいえど】
正 【はっぴいえんど】

っていうので、すごい感動してしまったんですよ。 アケミさんハッピーかよ!って。 でもまぁそれはさておいて、内容がすごいですこれ。 インタビューがとくにすごい。 みなさんそうとうにお年を召されてますけど、そりゃそうだよねアケミさん死んで30年なんだそうなんだもん。 あれから30年も経ったんですもん。 私がその死を知ったのは竹ノ塚にあった練習スタジオ近くで、夜通し練習したあとにパン屋さんかなんかで売ってたスポーツ紙から。 懐かしすぎてこっちが死んじゃいそうですけど、まぁ古い思い出だし。

じゃがたらに関しては断片的にここでも書きましたけれど、ついぞまとまった文章を書くことはなくなったような気がします。 そんなんより聴いてくれよって思うんですよね。

ちなみに私が最初に買ったのは「踊り明かそう」で、銀座の山野楽器にて。 リリースが1985年とのことで、再発じゃないっぽいですねぇ。 どういうわけか新宿じゃなくて銀座だっていうのは、誰かから聞いたからなのかな、山野楽器で売ってるよって。 それか原宿のなんちゃらいう(いまもあるのかな?)、確かヤマハ関係のレコード屋さん・・・だったか忘れちゃったけど、そこで。 で、「南蛮渡来」は渋谷で買った。 でも、「裸の王様」は御茶ノ水のユニオンで第第的に飾られているのは見たけど結局買わなかった。 そのまま「西暦2000年分の反省」を探し求めるまでなにも買わなかったなぁ。

ちなみに今回のアレを買う予定はありません。 たぶん、聴くこともないと思います。

1980年代バブル期の日本を駆け抜けた伝説のバンド、じゃがたら。

研ぎ澄まされたアフロ・ファンク・パンクな音楽性はいまだ古びることなく
オーディエンスを鼓舞しながら体制を批判し続けたその言葉は、いまもってリアル
2020年、江戸アケミの死後30年の沈黙を破ってじゃがたらは新曲を発表する
いま振り返り、いま前に進むための「じゃがたら特集号」!

※本書内容に一部、誤りがございました。
お客様および関係者の皆様にご迷惑をおかけしましたこと、お詫び申し上げます。
訂正箇所につきましては弊社HPをご確認ください。

interview
南流石 ──私のなかでじゃがたらが止まったことはいちどもない
EBBY ──「本当のじゃがたら」は86年以降だと思っているから
OTO ──「ナンのこっちゃいな世界」において、さまざまなジャガタラーが必要
中村ていゆう ──グルーヴ感をどうやって出すかということをいつも考えていた
ヤギヤスオ ──アケミの詞はすべてロマンだったと思うよ
こだま和文 ──「そらみたことか、俺は再三言ってきただろ」
大平ソウリ ──じゃがたらは運動体だってアケミは言ったんだよ

江戸アケミ interview
1983年夏 by 地引雄一
1989年1月 (未発表) by 地引雄一
1989年春 by 荏開津広

column
江戸アケミからの電話 (高橋慎一)
西暦2020年の大掃除 (志田歩)
「ハルマゲドンをぶっとばせ」から考える “ラップの時代” のはじまり (二木信)
拝啓 江戸アケミ様 (陣野俊史)
不在の教会と汚辱のエコロジー (荏開津広)
JAGATARAと1980年代 (磯部涼)
『それから』のそれから (古川日出男)
寄る辺ない夜を踊る (高島鈴)
友を呼ぶサックス 篠田昌已 (平井玄)
アンダーグラウンドとの接点 (松村正人)
日本ポップ史におけるじゃがたらの意味 (野田努)
じゃがたらと介護 (こだまたけひろ)

生き続ける音楽とことば (栗原康 × 二木信)
加藤典洋「じゃがたら」(再録)
Dsics and Books 1981 – 2020
じゃがたら年表
写真: 松原研二

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