贋作 天保六花撰

貧乏御家人の入り婿となった片岡直次郎は、黙っていても女が貢いでくれる色男。が、病弱で世間知らずな美しい妻あやのを養うためなら、ゆすりたかりも厭(いと)やせぬ。ご存じ悪徳坊主・河内山宗俊(こうちやまそうしゅん)、剣客・金子一之丞、商人・森田屋清蔵、やくざ者の丑末(うしまつ)に吉原の遊女・三千歳(みちとせ)ら6人の悪党が繰り広げる痛快大江戸ピカレスク。

天保六花撰という有名な講談があるというのを知らなくて、読了して解説を読んで初めて知って、ややや!ってなもんであれこれ調べたんですけども、特段先に知っておくべきでもなかったように思われて安堵。 それもしても天保六花撰(オリジナル)のほうも登場人物が実在の人物をモデルにしてて驚いた。

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