On The Way To Eden (Eden Rose)

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のちにSandroseになるEden Roseはフランスのバンドで、唯一のアルバムは1970年発表。 エレピ弾きまくりギター(Jean-Pierre Alarcen)弾きまくりの暴走列車でありまして、うっかりしてるとドラムも大変なことになっており、いやはや手数の多いバンドであります。 最初に聴いた時、柳田ヒロみたいだと思ったところではありますが、柳田ヒロって申し上げてどのくらいアピールできるのか自信がないこともない…。 フード・ブレインの鍵盤最強化版とでも申しましょうか、サイケっぽい空気も感じられるので全体的にはアートロックの香りが濃く、そっち好きの人にはたまらない内容であります。

こういうバンドは長続きしないんだよねぇと思ったらそのとおりで、それはそれでいいんだけど、次のSandroseも1枚きりしかアルバムを出していない件。

で、Sandroseはどうなのかと申しますれば、ボーカルがいるという。 女性ボーカルで、どうも英語で歌ってるっぽいのはいいんですけど、こう・・・粗雑というか、よく言えば「ロックっぽい」んでありまして、そもそもロックが苦手な私には今ひとつの評価しかできなくて悲しいところであります。 その割には演奏は立派なプログレで、そこにいささかの落差を感じてしまうところなんですよね。

だもんで、Eden RoseよろしくインストなM7 – MEtakaraがいいんですよ。