ザ・タイガース 世界はボクらを待っていた

 amazon 

ザ・タイガースは1960年代後半の音楽ブーム「グループ・サウンズ(GS)」を牽引したトップグループ。本書は、ジュリーこと沢田研二をはじめとしたメンバー達の上京からグループ解散までの約五年にわたる全軌跡を、膨大な資料を駆使し活写する。ザ・タイガースの想い、苦悩、そしてあの時代がよみがえる、渾身の一冊。

前にタイガースの映画を観たおり、なんていうお前この野郎そこになおれ刀の錆にしてくれん、と思ったものですし、正直実際問題楽曲もね、そんなにすごくは評価していなかったんですよね。

確かに楽曲はいい。 いちいちいいんです。 「花の首飾り」なんかね、すごくいいんですよ。


ザ・タイガース–花の首飾り 投稿者 jrapaka5

このモスグリーンの、バラの刺繍のすごい衣装はコシノジュンコのデザインなんだそうな。

それはさておき、あのね、こう言っちゃなんだけど、タイガースって透明な感じがしていたんですよ。 衣装とか楽曲的には王子様を通り越してユニセックスですらあり、性的にも透明な。 それがあんまり好きじゃないんですよね、あたしゃ。 つったって汗みどろな「男」的なのはもっといやですけどね。 まぁ言い出したらキリがない。

で、本書ですよ。 解散が1971年で、ジュリーが1948年生まれだから、こんとき二十歳そこそこの少年だったんじゃないのさって話なの。 トッポも同い年で、あとは(っていう言い方も失礼だけど)1つ2つ年上でね、しかも60年代末の当時でしょ、もう若いを通り越して幼いってゆっていいんですよね。 そりゃ王子様コスプレでもいいわけだわ。

そうなっちゃうと、トッポの脱退のね、理由っていうかなんというかもね、あぁそれは若気の至りですよねwっていうくらいで済んじゃう。 逆にサリーはさすがにオトナだなぁってね。 そういうような空気を本書で読み取れるんですよ。 あと、ピーのこととかね。

読了後、改めて「ヒューマン・ルネッサンス」を聴き直してみたんですけどね、うーん再評価するまでには至りませんでした。 残念だなぁ。