遺文: 吉原裏同心(二十一)

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吉原会所の頭取・四郎兵衛の傷がようやく癒えた折り、またも吉原が「脅威」にさらされた。吉原裏同心の神守幹次郎は、いまだ復調ならぬ四郎兵衛に伴って、吉原の秘された過去の「遺文」があるとされる鎌倉へ。そこで彼らを待ち受けていたのは過去最強の刺客たちと衝撃の「秘密」だった。シリーズ史上最高傑作!吉原、鎌倉を舞台に壮大なドラマが繰り広げられる第二十一弾。

・・・そうだったそういえば四郎兵衛がそういえばそうだった、と、忘れてた。 これ、前々作からの連作っていうんですか、3巻でもってひとつのおおきな話になってるんですよ。 だもんでこれから読んでも「はい?」ってなることうけあいでありますから。

シリーズ史上最高傑作かどうかは疑わしい。 壮大なドラマだったかも疑わしい。 でも、今や吉原裏同心は安心して読める数少ないシリーズであります。 今回は鎌倉に出張っちゃったけど、本来だったら吉原とかその周辺で物語を進めて欲しいんですよねぇ。 なんか・・・まぁ鎌倉だったらいいけど、なんや海外とか行かれちゃうとね、そのとっちらかり感にうんざりしちゃうんだよなぁ。

と、これ昨日読了して、んでほら例のNHKドラマが昨日から始まったでしょ。 あれ観まして、なんだかんだでチャンネルを変えたらやってたんで観たんです。 ワイヤーアクションとかなぁ、どうなんだろうね。 もう観なくてもいいかなって。

でも原作は読み続けます。