櫻の園

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こないだテレビで映画の2008年版をやってて、あぁ懐かしいなぁこれ元のやつ散々観たなぁ原作は読んでいないなぁなんて思って、んでその2008年版は可もなく不可もなくって感じだったんではありましたけど、元のやつと同じ監督だと知ってかなり残念な気持ちに切り替わったのではありました。

原作を読んでみて。

こういう1980年代っぽい雰囲気の漫画が懐かしい。 もっと百合百合してんのかと思ったんですけどさにあらず、かえってサッパリした感じで。 内容も4章に分かれてそれぞれの少女たちをメインに据えた話になってる。 あっちこっちと話が結ばれていって、芝居の幕があいて・・・というのは映画と同じで。

んで元の、1990年版の映画を観る。

何千回 何万回と「好き」と「嫌い」をくりかえして
恒例の演劇部公演「櫻の園」をあと2時間後に控えた私立櫻華学園。ところが、3年生の杉山紀子が喫茶店で他校の生徒と煙草を吸って補導されたことから、部員たちの間では上演中止の噂が飛び交い始める。しかし、演劇部顧問の里見先生の活躍でどうにか最悪の事態は回避された。ほっと胸をおろす部員たちだが、主役の倉田知世子だけは緊張感を抑えられない。そんな彼女に憧憬の念を抱く部長の志水、そしてその志水に好意を抱く杉山。さまざまな想いを胸に、少女たちは開幕の瞬間を待つ。

原作どおりではなくて、ほんと上演2時間前から上演までを駆け足で巡る構成。 2年生と3年生の間にある溝というか先輩後輩感がすごい。 2008年版であれの役だったのはこっちではこの人か、とか、そういう観方をするのも楽しいし、2年生の舞台監督をつとめる城丸演じる宮澤美保が、あーこれ宮澤美保なのかだったのか!っていう驚きも新鮮。 つみきみほもいい。

芝居の話ではあるんだけど、映画自体も芝居調で、あと、長回しが意外に多い。 全般的に淡々としていて、大きな事件も起きず、アイスを冷凍庫に入れるとかそのアイスを出してみんなで食べるとかアタシのぶんはとっといてねとか、ほんと普通に淡々としているんですよ。

上演間近になってきてやっとこさお互いがお互いを認識し始める不思議さはあるにせよ、それが例の写真を撮る名シーンに繋がるんでもありますし、ラストのシーンに繋がるんでもありますし。

5年に一回は観直したい映画なのではありました。