edition 10

POPデュオ、paris matchの通算10枚目となるアルバム。ハイクオリティーなサウンドに拘る彼らが、満を持して、新しい(2012年時)サウンド・フォーマット“ハイレゾリューションサウンドレコーディング”に挑戦した作品。

正直サウンドフォーマットがどうとかはどうでもよくて、他に紹介するべき点はないのかと思ったりもするも、聴いてみるとこれまでと同じparis matchの空気であり、面白いくらいに特筆する事がない。

相変わらずのparis matchも、10枚目のアルバムということで1枚目あたりと比べるとやはり違う。 ボーカルの雰囲気というかスタイルが違うんですよね。 でもまぁ・・・同じって言ってしまえば同じかも知れない。

そう書くとつまんないようにも見えてしまいますけど、これこそがparis matchなんでありまして、持ってる音源を全部iPhoneにつっこんで、シャッフルで聴くと極上の車BGMになるんですよ。 スタイルが統一されてるんで、アルバムの度に「別の人達?」ってくらいに音楽性が変わっちゃうようなこともありませんので、流して聴くにはもってこいなんですよ。 以前はこういう「流し聴き」みたいなのはヤだったんですけど、年を取るとね、メインが「流し聴き」になるんですよ。 他にやること沢山あって。

Believeとcrying for the blue moonがいいですなぁ。 特に後者。 ボーカルを単に楽器と割り切って利用しちゃうと、この人達はすごく映えるんだよなぁ。 もちろん普通な歌があってからこそですけども。