居眠り磐音江戸双紙

天明三年春、義弟の遼次郎を伴い、佃島の船宿で豊後関前藩留守居役中居半蔵と対面した坂崎磐音。その帰り、佃島の船着場に向かった磐音は、関前藩の新造船明和三丸に密かに乗船し江戸入りした母照埜と再会するが……。春風駘蕩の如き磐音が許せぬ悪を討つ、超人気書き下ろし長編時代小説第四十弾。

その、「密命」のなんとも言えない終わり方が後を引く中、続けざまに同じ作者の作品を読んでおりまして、これ、40巻目の発売が予告されていて(11日に出るんだってさ)、丁度39巻まで読了した私はさっき気がついたんだけどすぐさま予約したのでありました。

居眠り磐音江戸双紙。 既にドラマ化されていて好評を博しきったので有名どころなんではありまして、私も散発的に観てまして、あー面白い面白いと。 山本耕史っていうのははまり役だなと。 これは原作を読みたいなぁと思ってまして。

んで読んだんですけど、ドラマの方はずいぶんとマイルドなんですな。 磐音も武左衛門も。 特に武左衛門は原作では酷い有様で・・・。

ともあれ現行刊にようやく間に合った。 早く40巻目を読みたいところであります。 ただあれなんだろうな。 田沼親子との闘いでこの作品は終わるんだろうなって。 (磐音が)田沼親子を亡き者にするのは無謀ってもんですから、史実にどうやって絡ませていくかがカギになるんでしょうねぇ。